ゾディアック -ZODIAC-

これは実在する未解決事件を題材にしてるんですけど
作品を観る限り、この事件は解決できたんじゃないか･･･というより
既に解決してると思うんですよね
デイブ･トースキー刑事の予想通り
"ZODIAC"はアーサー･リー･アレンで間違いありません
この事件で注目してもらいたいのは
筆跡を鑑定したメルビン･ベリー弁護士です

デイブ･トースキー刑事は、筆跡さえ一致すれば
令状請求ができる段階までこぎ付けていました
しかし、メルビン･ベリー弁護士は
「38年やってきて右と左で類似点がない人はいないよ」
といい筆跡は一致しないと断定しました
ですが、当時は鑑定方法は一つだけではなく
人格が変わると利き手も変わることが新たに分かり
従来の筆跡鑑定を欺ける可能性も充分にあったのに
それでも筆跡は一致しないことになった
この経緯から明らかに自分の経験だけを頼り鑑定を続けた事がわかりますし
メルビン･ベリー弁護士が非常に権威的な存在で
何も言えなかったと考えています
「権威が必ず正しいとは限らない、なぜなら権威も元は普通の人だから」
俺がいつも思う事です
少し話が変わりますが「白い巨塔」でも
権威であった財前教授の誤診を柳原、里見が進言しても無視された姿と、
今回の事件(ZODIAC)はよく似てる気がします

さて、話を戻しますけど
結局、筆跡は一致しないことになり
証拠不十分で令状請求は棄却され逮捕に至らず
それから、アーサー･リー･アレンは心臓発作で亡くなった

皮肉な未解決事件

これが俺のZODIACについての推理です
もちろん、これが正しいとは限りません
あくまで一説です
それに、数多くの未解決事件を解決した
デスノートの"Ｌ"の推理力には到底及びませんよ

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